「人の身体に携わる仕事」に資格は必要なのか解説します!
今回は身体に携わる仕事に資格は必要なのかについて解説していきます。
先に結論から言ってしまうと、身体に携わる仕事をする場合に資格は必要ありません。
しかし、職種によっては必要なものがあったり、就職・起業する上で有利になるものがいくつかあります。
身体に携わる仕事にはどのようなものがあるのか?
身体に携わる仕事には以下のようなものがあります。
・理学療法士
・作業療法士
・看護師
・柔道整復師
・鍼灸師
・あん摩マッサージ指圧師
・トレーナー
・整体師
・リラクゼーションスタッフ
・エステサロンスタッフ
この中で資格が必要なものは
・理学療法士
・作業療法士
・看護師
・柔道整復師
・鍼灸師
・あん摩マッサージ指圧師
です。
理学療法士、作業療法士、看護師は主に医療現場において必要な資格です。
柔道整復師、鍼灸師、あんまマッサージ師に関しては医療現場で働く人もおりますが、
どちらかと言うと、開業などをして自分で店を経営している人が多いように思います。
ちなみに理学療法士・作業療法士には開業権はありません。
そのため理学療法士として店舗を構えて、「理学療法を提供する、治療をする」ということは法律違反となります。
この辺の細かい話はまた別の機会に紹介したいと思います。
さきほどの身体に携わる仕事を行うときに資格を必要としないものは
・トレーナー
・整体師
・リラクゼーションスタッフ
・エステサロンスタッフ
になります。
資格がいらない=誰でも簡単になれる?
さきほど説明した職種には、働くために必要な資格はありません。
極端なことを言えば、
あなたが
「今日から私は整体師です!」
と言えば慣れてしまうわけです。
これを聞いて、「なんだ誰でも簡単になれるじゃん!」と思いますか?
そうです。
誰でも簡単になることができます。
ですが少し考えてみましょう。
今日から整体師やトレーナーになったとして、誰があなたのサービスにお金を払ってくれるでしょうか?
当然ですが、サービスの質が高くなければ誰も買ってくれませんし、
そのサービスもしっかり売り込まなければ誰もあなたのサービスに気づいてくれません。
売り込みの話はこの記事の内容と外れてしまうので割愛しますが、
「誰でもなれるからといって、簡単な仕事ではない」ということです。
むしろ誰でもなれるからこそ、
その他大勢の人との競争になるので、自分の売りや強みを作っていき差別化を図らないといけません。
資格は差別化になるのか?
では自分の売りや強みを作るためにはどうすれば良いのでしょうか?
その中の1つとして、資格があると私は思います。
資格には大きく、国家資格と公的資格、民間資格に分類されます。
各資格の詳細に関してはまた別の機会に紹介させていただきます。
簡単に説明すると、
国家資格は国や国から委託を受けた機関から認められた資格で、法律に基づいて認定されます。
例えば、私は理学療法士の免許を取得していますが、理学療法士は「理学療法士及び作業療法士法」という法律があります。
公的資格は、民間団体や公益法人が認定したもので、取得した資格には公的に通用するものだそうです。
身体に携わる資格ではありませんが、私が所有する、メンタルヘルス・マネジメント検定という資格は公的資格にあたります。
民間資格は、民間団体や企業が独自の審査基準を設けて任意で認定する資格です。試験があるものからある一定のカリキュラムをこなせばもらえるものまで幅が広いことが特徴で、独学で取得できるものも多いです。
私は以前にリフレクソロジーの資格とアロマセラピストの資格を通信教材で取得しました。これはここでいう民間資格というものにあたり、資格を持っていることに対する優位性は多くはありません。
また、私たちが提供しているキネスティックセラピーもこの民間資格にあたるものです。
参考
資格を持っていること自体で差別化ができるものは、国家資格か良くて公的資格までであると思います。
それは資格を取得する難易度が難しいという点と、国家資格であればその資格が無ければできない仕事があることが多いからです。
例えば医師免許は国家資格で、免許がなければ診断や治療ができません。
もし免許がないのにこれらを行なってしまうと、法律違反になってしまいます。(専門用語では業務独占と言います)
公的資格にはこのような強い力はありませんが、資格難易度が難しいものが多いため、自分の知識や技術を証明する方法として用いることで、他との差別化が図れるかもしれませんね。
民間資格を取得する意味とは?〜大切なのは何を学びたいのか〜
では民間資格はとる意味がないのか?という話になりますが、これは人によると思います。
「人による」というと少し乱暴な物言いに聞こえてしまうかもしれません。
ですが、実際あなたがこれから人の身体に携わる仕事をするにあたり、どのような関わりをしたいと思っているのか。その根本にある想いがわからないと何をすべきかがわからないと思います。
私の例でいうと、さきほども紹介したように理学療法士の免許も持ちつつ、
キネスティックセラピーやリフレクソロジーの資格を取得しました。
それは、私自身がその資格を取得するために必要な知識・技術を学びたいと思ったからです。
正直理学療法士の資格だけあれば、働くことはできます。
もっというと身体に携わる仕事はさきほどにも言ったように資格がなくても出来るのです。
ですが私は、もっとより質の高いサービスや納得のいく説明などをお客様に提供したいと思っているので、
自分自身を高める目的で資格を取得しました。
極端に言えば資格自体よりも、それを取得するまでの知識・技術の習得に投資をしたと考えています。
まとめると、
「あなたが今後身体に携わる仕事をする中で、どんなサービスを提供したいと思っているのかによって必要な知識・技術を習得する目的で資格を選ぶのであれば」それは、資格の種類に関係なく価値のあるものであると思います。
「あなたが今後身体に携わる仕事をする中で、どんなサービスを提供したいと思っているのかによって必要な知識・技術を習得する目的で資格を選ぶのであれば」それは、資格の種類に関係なく価値のあるものであると思います。
国家資格だから偉いとか、民間資格だからダメとかなんてことは決してありません。
大事なのはお客様に対して、満足のいくサービスを提供したいという気持ちとそれを実現させるための実力です。
気持ちだけでも、資格(知識・技術)だけでもダメなのです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
記事を読む前と比べてあなたに何か少しでもプラスになればと思います。
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